こんばんは。koutakakakhoです。
今日は第96回のコミックマーケットに行ってきました。
初めての夏コミ参加だったので不安でしたが、無事に帰ってくることができました。
今日はその帰りに池袋に立ち寄って、映画を観てきました。
今回見た映画は、去年2018年に発表された短編アニメ「WALING MEAT」(公式ページ)。
製作は「ラブライブ!サンシャイン!!」など数々のアニメCGを担当してきたサブリメイション、監督は須貝真也。
色々な点が気になったのでその考察をしていこうと思います。
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Contents
「WALIKNG MEAT」あらすじ
人口増加と食糧問題を同時に解決できるのは、ゾンビを食べること。
そうして、人々はゾンビを『ウォーキング・ミート(歩く肉)』と呼んだ――(パンフレットより引用)。
「Walking Meat」徹底考察
20分程度の短編であったにも関わらず、視聴後に様々な疑問点が残りました。
というのも、どうして人類がゾンビを食べなくてはならなくなったのかほとんど説明がなかったからでした。
作中では、カップラーメンのいわゆる「謎肉」にゾンビ肉が使われるようになり、その後ゾンビウイルスの開発によってゾンビが食用として扱われるようになったと説明されます。
それ以前はブードゥーの魔術(注:ゾンビの元ネタはハイチに伝わる民間信仰、ブードゥー教)のゾンビがいたとのこと。
人類がなぜ食糧不足に陥ったのかは説明されていませんが、ゾンビ肉を食べなくてはならないくらいには困窮しているような状況です。
ここで生じた疑問は次のようなものです。
- なぜゾンビ肉を食べることができるのか
- なぜゾンビは発生したのか
- なぜ人々はゾンビ肉を食べることに抵抗がないのか
これらの疑問に答えていこうと思います。
疑問1:なぜゾンビ肉を食べることができるのか
一つ目の疑問です。
ゾンビ映画の常識で考えてみれば、ゾンビは体が腐っていて汚いもの。
そんなものをどうして食べようと思うのか。
そのヒントは、解説ロボットの語るブードゥーゾンビの存在。
一般的には、ブードゥーゾンビは呪術で復活させられた死者で奴隷として働かされたといわれています。
ですが、「WALKING MEAT」ではそのゾンビを食べていたのではないか?
もしそうだとしたら、人類の食糧危機が深刻になった時、ゾンビを食べるという発想が浮かんできたとしても不思議ではありません。
なぜゾンビを始めに食べようとしたかは謎です(とりあえず初めに食べようとした奴は頭がおかしいですね)。空腹で行き倒れた人がゾンビを口にしてしまったのかもしれません。ですが、とにかくゾンビが食べられることは知られることになってしまったのです。
疑問2:なぜゾンビは発生したのか
もしゾンビが食べられることが知られていたとすると、食糧難に陥ったときに食べようとすることは自然な発想です。
ですが、問題はそもそもゾンビの元になる人間がいないということ。進んでゾンビになりたい人なんかいません。
そこで政府は大規模なパンデミックを起こしたのです。
こうすることで、食糧難と人口増加という二つの問題を同時に解決しようとしたのです。
疑問3:なぜ人々はゾンビ肉を食べることに抵抗がないのか
いくらゾンビ肉が食べられるからといって普通は食べようとは思わないはずです。
では、なぜあんなにおいしそうにゾンビ肉を食べていたのでしょうか?
その理由は政府による情報統制です。
実は、作中で案内ロボットが語っていたブードゥーゾンビののちにカップ麺の肉にゾンビ肉が使われるようにという説明は表向きのもので、実はその時から人体実験をおこなってゾンビ肉を生産していたのです。
ですが、そのことを公表すると倫理的に問題があります。だから、その事実を隠したままでゾンビ肉は食べられるということだけを宣伝したのです。
だから、作中の人物は「ゾンビ=食べるもの」という常識を植え付けられてしまっているのです。
そういう理由で、ラストのようにゾンビ肉を頬張り食うという異常な状況に陥ってしまったのです。
WalkimgMeat感想まとめ
いかがでしたでしょうか? 「Walking Meat」は、ゾンビを食べるという突飛でありながら斬新な設定を生かした異色のCGアニメ作品でした。
今後もこのような意欲的なオリジナル作品が出てくることに期待ですね。
また今度映画などを見た際には感想を書いていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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