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聖地巡礼

ヤマノススメ聖地巡礼【棒の折山】

こんにちは。ブログ管理人のkoutakakahoです。

前回、ブログを更新したのが今年(2023年)の3月なので、約8か月ぶりの更新となります。

就職してから中々聖地巡礼にも行けず、ブログの更新も途絶え気味ですが、もう少し頑張りたいと思います!!

今回、驟雨(本ブログの共同執筆者です)が上京した機会に合わせて、埼玉県飯能市にある「棒ノ折山(棒ノ嶺)」という山に登ってきました。

棒ノ折山は、アニメ「ヤマノススメ」には今のところ登場していないのですが、原作コミック『ヤマノススメ』第5巻収録の三十四合目「山頂で見えるもの」に登場している立派な聖地です。

かねがね登ってみたいと思っていたのですが、今回登ることができたのでその時の様子を写真を織り交ぜながら紹介していければと思います。

棒ノ折山(棒ノ嶺)って?

棒ノ折山(棒ノ嶺)とは、埼玉県飯能市と東京都西多摩郡奥多摩町の境に所在する低山(969メートル)です。低山ながら、ゴルジュ(両側が切り立った崖や岩壁になったところのこと)が多く、お手軽に沢登りもできることで知られています。

原作コミック『ヤマノススメ』では、第5巻収録の三十四合目「山頂で見えるもの」にて登場します。

将来の進路を考えて煮詰まっていたゆうかがかえでに誘われて、ついでにあおいも一緒に登った山です。この山に登ったことをきっかけに、ゆうかは先生への道を考えるようになり、かえでは自分自身の将来のことを真剣に考えるようになっていきます。

さて、棒ノ折山へのアクセスは少々面倒です。

公共交通機関で行く際には、飯能駅から国際興業バスの「名栗車庫・名郷・湯沢」行きに乗り、50分程度揺られて「さわらびの湯」で降りるルートが一般的です。
バス下車後、徒歩で20分ほど歩き、途中の名栗湖を横目にしながら進むと、棒の嶺の登山口に到着するというルートです。

なお、国際興業バスは飯能駅から1時間に1本ほどしか出ていないので、事前に時間を調べておいて乗り遅れないように注意が必要です。
(参考:国際興業バス時刻表)

自家用車やバイクなどで向かう際には、同じく「さわらびの湯」まで向かい駐車場に車を停める、もしくは名栗湖周辺にいくつか点在する駐車場に車を停めて徒歩で登山口まで向かうのが一般的なルートでしょう。

なお、「さわらびの湯」は名栗にある日帰り温泉です。棒の嶺下山後に立ち寄って汗を流すにはちょうどいいでしょう。(私たちも立ち寄りました)

また、コースタイムの目安は約5時間半です(行き2時間半、帰り2時間半。休憩込み)。時間には余裕をもって出発すべきでしょう。

今回、我々は10時ごろには登山開始できるよう早めにたどり着くようにしました。

棒ノ折山登山当日の様子

ここからは、我々が棒の嶺に登った際の様子を文章と写真を交えながら紹介していきます。
今後、登る方にとって有益な内容になっていると幸いです。

さて、始めていきます。

池袋駅~飯能駅~さわらびの湯

まずは、いつものように池袋駅から西武池袋線に乗り飯能駅に到着。

飯能行きの電車

国際興業バスの時間がギリギリで、10分ほどで乗り換える必要があったため急ぎで駅前のバス停に向かいました。

私たちが乗ったバスの前面には、バス3社と「ヤマノススメ」がコラボした「バスに乗って山にお出かけ」キャンペーンのフラッグが掲げてありました。

この日は休日だということもあってか、山登りをする登山客でバスはいっぱいでした。

そのまま、50分弱ほどバスに揺られて「さわらびの湯」前のバス停で下車。
この時点の時刻は、ちょうど9時30分ごろでした。

さわらびの湯~登山口

さて、さわらびの湯の前から登山口まで歩きます。

どの道なのか、すこしわかりづらいのですが、降りたバス停から真っすぐ歩いて登りの車道に進むのが正しい道です。さわらびの湯方面に歩いて行っても、登山口に行くことはできないので注意です。

車道なので徒歩では狭いですが、頑張りましょう。

さて、10分ほど登ると名栗湖が見えてきました。

名栗湖の景色

名栗湖は、原作コミック第12巻八十一合目「ひかりの癒し作戦!!」、アニメ『ヤマノススメ Next Summit』の第6話のAパート「ひかりのデート大作戦!」でも登場するなど立派な聖地です。

別名、「有間ダム」と呼ばれている名栗湖は、山々から流れ出る川をせき止めて作られた人造の湖です。
アニメでも描かれていましたが、秋になると紅葉がとてもきれいなようです(残念ながら、私たちが行った時は、まだ時期が早かったです)。

あおいとバイト先の先輩、ひかりさんがカヌーを泳がせながら、湖の上でゆったりとした時間を過ごすというシーンが印象的ですね。
なお、原作コミックでは春、アニメでは秋と季節が異なるほか、ひかりさんがあおいを誘った理由が異なるなど、微妙な相違があります。
コミックとアニメ版の違いを見つけるのも、『ヤマノススメ』の楽しみですね。

私たちが訪れたこの日のように晴れ渡ったいい天気の日にカヌーに乗ったら気持ちいいだろうな、、、と思いました。

さて、名栗湖を横目にしつつさらに10分ほど歩くと、コミックでも出てきたこの建物が見えました。

何の建物かわかりづらいのですが、ダムの管理棟のようなものなのでしょうか。

ちなみに、コミックのカットだと進行方向に対して逆を向いているのですが、なぜわざわざ一行は振り返ってこの建物を見ているかは謎です。

さて、そうこうしているうちに登山口にたどり着きました。

棒ノ折山登山口

登山届を出すポストがあるので、提出していざ出発! この時の時刻は10時過ぎぐらいでした。(さわらびの湯周辺でトイレを済ませたりしていたら、思ったより時間がかかっていました)

登山開始!

さて、登山を開始したのですが、意外にしっかりした登山道です。

最初のうちは、低山らしく木々がうっそうと生い茂った、あまり変わり映えのしない景色が続くのですが、1時間も歩くと沢渡りをするシーンが何度もあります。

棒の嶺登山道

写真がわかりづらくて恐縮ですが、このような沢を石を足場にしてわたっていく場面が何度もあります。

原作でも、かえでが沢で派手に転ぶシーンがありましたが、実際よく滑るので注意が必要です。

また、ロープを伝って登る箇所も何度かあるので、軍手などがあるといいなと思いました(ちなみに私は持っていくのをわすれて後悔しました、、、後の祭りですが)。

正直、登山道では沢登り以外に特筆すべきことはありません。
先ほど述べたように、低山と言いつつ、片道2時間半ほどかかるので、水はしっかり持っていくべき、ということぐらいでしょうか。

休日は特に登山客が多いので、道に迷うということはまずないでしょう。この日も50人以上とすれ違ったと思います。

ただし、途中でルート分岐があるので、そこだけ間違わないように気を付ける必要はありそうです。

また、道中にトイレはないので、さわらびの湯の休憩所のトイレでしっかり済ませておくのがおすすめです。

登頂! 頂上に到着

結局、2時間半ほどかかって頂上に到着しました。

棒ノ折山頂上

写真を見てお分かりだと思いますが、山頂も人でごった返していました。

改めて人気の山なんだなーと思わされました。

山頂では、ゆっくりお昼ごはんを食べて、13時前に下山し始めました。

下山~さわらびの湯へ

下りは思ったより時間がかからず、15時前に登山口までたどり着きました。

実は、バスの乗り換えで急いでいたためお昼ご飯を購入できず、おなかがペコペコでした。

なので、さわらびの湯の近くの休憩所の販売所併設のカフェ「Cafe&Shop YAMASEMI」で遅めの昼ご飯を食べました。

写真の移りが悪いですが、「季節の野菜カレー」を食べました。とてもおいしかったです。

なお、バス停とさわらびの湯の間には「ノーラ名栗」という北欧風のグランピング施設があり、キャンプやサウナが楽しめるそうです。
事前予約が必要ですが、道具は施設側が用意してくれているので準備は必要ありません。手ぶらで気軽に行けるので、興味のある方は訪れてみるのも一興かもしれません。

その後、徒歩数分のところにある「さわらびの湯」に行きました。

さわらびの湯外観

こちらの外観も原作コミックでは描かれていましたね。

館内には、ヤマノススメ(「思い出プレゼント」の!)スタンドがあります。

受付を終えてすぐのところに飾られていますので、非常に目立っています。

こんないいところにおいてくださっている「さわらびの湯」さんに感謝です。

なお、休憩所には原作コミックが最新刊の23巻まですべて揃っています。
ヤマノススメファンにも気を配れる素晴らしい温泉だと思いました。

ヤマノススメ聖地巡礼(棒ノ折山)のまとめ

今回は、ヤマノススメ原作コミック5巻で登場する飯能市内の低山、棒ノ折山に登ってきました。

969メートルの低山ながら、途中に何度も沢が出てきて岩場を登るなど、初心者には少しハードルが高い山だと思いました。

ただ、コースタイム5時間半のこの山を攻略したことで、新しい山に登る自信がついたように思います。

そういう意味で、初心者がステップアップするにはうってつけの山だと言えるでしょう。

それでは、最後までお読みくださりありがとうございました!

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